QRPへの挑戦
東日本大震災の後、計画停電の話題があってから、QRPを意識して運用しています。
電波法第54条でも空中線電力は、「通信を行うため必要最小のものであること」とされていますので、5WでQSOできる場合に、あえて100Wで電波を出す必要はないと思います。
と、意識はしているものの、アパマンでDXに挑戦する上では、残念ながらある程度のパワーは必要と思います。一方で、TVIの心配や電波防護指針の概念も考えれば、いくらでもパワーを入れても良いというわけではないのも事実です。
当局は、一応100Wが上限ですが、100Wが身の丈にあっているように思います。ビームを使っているような方は、比較的長い時間安定してDXが聞こえているかも知れませんが、やはりモービルホイップ+αでは、良く聞こえていても、いずれ聞こえなくなってしまいます。聞こえている間に確実にQSOするためには、QRPはアパマンにとって厳しいと思います。実際、50Wでもコンディションの変化に間に合わないことが多々ありました。
但し、決してアパマンでDXするときにQRPがダメというわけではないです。当局もラディックスのRD-S106に5Wで8J1RLと21MHzCWでQSOできていますから、本当にコンディションがよければ、チャンスがないわけではないと思いますので、そういうときには積極的に挑戦する価値はあると思います。
ちなみに、以前書いた徒歩で移動運用しているときは、わざわざQRPとは打電しませんが、実際QRPで多くの方とQSOして楽しんでいますし、2012年のWPX CWは近くの公園から5mの釣竿バーチカルで14MHzのQRP(3W)で参加しましたが、LS1D(Argentina)ともQSOできています。(LotwでCFM済み)
そういう意味で、先日のヘンテナデビュー40周年記念 第33回全市全郡コンテスト併設ヘンテナユーザーQRPコンテストでの入賞は、大変嬉しかったです。(今日、賞状が届きました。主催者様、ありがとうございました。)
というわけで、私はQRPでできそうな時は、QRPに挑戦するというスタンスで、QRPにこだわってはいません。ですが、確かにQRPでもDXはできますし、できたときの感動が大きいのも事実ですので、これからも機会を見て挑戦したいと思います。
追伸
以前、ALL JA1コンテストの賞状の訂正依頼をしていますと書きました。こちらも先日、新しくお送り頂き、無事到着いたしました。
よくよく見ていただくと、発行日もきちんと新しく付けて頂いており、迅速な対応をしていただいた主催者の方に感謝申し上げます。
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