いよいよ屋外PLCが動き出す・・・?
東京電力のホームページに大変残念なプレスリリースが載っていました。
当社は、平成26年1月15日に認定された新・総合特別事業計画に基づき、スマートメーターの早期導入を計画しておりますが、スマートメーターの通信機能に関する技術検証を目的として、平成26年4月より、東京都小平市の一部地域において、1,000台程度のスマートメーターの設置を開始することといたしました。
今後、平成26年7月から東京都全域、平成26年度後半からは当社サービスエリア全域において、従来計器の検定有効期間満了時の定期的な取替のほか、新築等における新たな電気のご使用の申込みにあわせて本格的に設置してまいります。
とのことです。添付の資料によれば、しっかりと「PLC」との文字が・・・。
反対意見を出した屋外PLCのパブリックコメントでは、確かスマートメーターを意図して制度改正するとしていたので、いよいよ屋外PLCが動き出してしまうようです。
パブリックコメントへの回答では、「万が一、電界強度が強くなり、実際に障害が発生した場合には、電波法第101条に基づく措置の適用が可能」と明言されています。
これからHF帯に新たなノイズが現れて来ないか、十分な注意が必要と思われます。
特に都内のOMさんにおかれては、ご近所、あるいはご自宅にスマートメーター導入された場合、その前と後にノイズレベルがどのように変化したのかに気を留めていただき、そして、万一、受信環境に影響が出たら、積極的に電波法第101条に基づく措置の適用をお願いしていく必要がありそうです。
また、スマートメーターが、近所、あるいは自宅に仮に導入された場合、アマチュア無線を運用すると誤作動するのかというのも個人的には気になるところです。アマチュア局の運用は屋外PLCの利用に優先するので、誤作動が多い結果になると、屋外PLCそのものの有効性に疑問符がつき、もしや自然消滅するのかなあと思ったりもします。(そういう意味では、技術検証中に運用頻度を上げるもの大事かも知れません)
それから、スマートメーターが常時屋外PLCにより通信するのか、定期的に短時間通信するのかというところも、個人的には気になります。
ちなみに当局は持っていませんが、SDR等ウォータフォール表示できる装置をお持ちのOMさんは、導入前から経時的に比較できる形で、画面をデジカメで撮るなり、ハードコピーを撮るなどすると、屋外PLCの影響を科学的に検証でき、いずれアマチュア無線を守る証拠になるかもしれません。
いずれにしても、昨日だったら、エイプリルフールと思いたいところですが、なんとも4月2日付ですからね・・・。ぜひJARLには先頭に立って頂ければ、FBではないかと思います、hi。
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